イソメやゴカイは多くの魚が捕食する人気の釣り餌です!

ヌルヌルした体液の匂いや動きによって、集魚効果も高く、ハゼやキスなど底物を狙う時がよく釣れますね!
イソメなどの多毛類を釣る時の便利グッズ“滑り止め用の粉”がいくつか販売されていますが、それらは何が違うのか比較したいと思います。
【マニアック】イソメの滑り止めの粉【比較】
滑り止め使用の目的
釣具店でイソメを購入すると、茶色いバーミキュライトという砂のようなものと一緒に袋やパックに入れて渡されることが多いと思います。


バーミキュライトとは保水性に優れた農業や園芸に使われる土壌改良用の土です。
バーミキュライトは多少滑り止めの効果もありますが、粒子が大きい物はまだまだヌルヌル滑り、イソメのウネウネする動きに針をなかなか付けられない‥‥!!と感じることも多いです。
イソメは体液が良く出るように縫い刺しや少し短めに切って使用すると、集魚効果を高めることができます。
粉を軽くまぶすと、一匹ずつほぐれやすくなり、摘まみやすく、針に付けやすくなります。



視界が悪い“夜釣り”では特に粉を振りかけると便利だね!





それにしても粉なんて全部同じじゃないのかな?



そうだね。どれも同じに見えるけど…粉の特徴をそれぞれ見てみよう!
イソメの友
イソメの友


イソメの友の特徴は“天然成分の粉(水棲の単細胞植物)”でできています。
水棲の単細胞植物
天然成分の粉=水棲の単細胞植物でできています。
滑り止めの粉(石粉)は岩石などを削った粉でアルカリ性のものが多く、虫エサには刺激が強いので粘膜を維持できずに早く弱ってしまうことがあります。



粉をかけて弱りやすくなると、動きが悪くなる。
釣果も下がるよな。
イソメの友は弱アルカリ性の成分で石粉に比べて負担が少ないため、鮮度を保つことができます。
天然成分の粉なので、集魚効果が上がった!下がった!等はありませんが、ダマになりにくいサラサラした粉で、針の付けやすさが格段に上がりました。
ホタテッ粉
フジワラ(FUJIWARA) ホタテッ粉


ホタテッ粉は天然素材(ホタテの貝殻)を使用しています。
ホタテの貝殻
ホタテの貝殻を乾燥させて砕いた粉です。こちらも弱アルカリ性の成分です。
天然のホタテの貝を使用していることにより、海に入っても養分になり環境にも優しい成分です。
使用しやすく人気の滑り止めです!雨の日や手が濡れた状態で使用すると、ややベタベタしますが、
拙者のこだわり石粉
拙者のこだわり石粉


卵の殻を使用しています。
卵の殻
虫エサに卵の殻?と思う方も多いと思いますが、滑り止め用の粉(石粉)にブレンドされています。
こちらは炭酸カルシウム(弱アルカリ性)の成分です。
意外と人気の滑り止めで嫌な臭いがせず、使用しやすいので、フリマサイトでまとめて購入してオリジナルブレンドの滑り止めを作る方もいます。
ボトルタイプなので、保存しやすくおすすめです。



ここまではイソメにも環境にも優しい使いやすいタイプだったね。
そうだな。でも、もっと集魚効果が高い滑り止めもあるのかな?
キラキラ石粉
キラキラ石粉


ラメ
ラメが入っていることで水中でキラキラし、魚へのアピール力が増します。
微粒子の石灰を使用しており、アルカリ性です。集魚効果を高めたい!そんな時は通常の石粉にラメが入ったパワー系の滑り止めを使用してみるのも良いですね。
グリップパウダー
グリップパウダー


魚粉配合
主な成分は、鉱物、魚粉、セルロースです。
滑り止めには中々配合されていない魚粉!魚の嗅覚を刺激して集魚効果を高めています。



キラキラ・魚の香りがするイソメもあるんだな~



美味しそうに見えて、魚達はどんどん寄って行きそうだね
滑り止め用の粉の注意ポイント


手に付く
虫エサの針付けをしやすくなりますが、もちろん手にも粉が付くので、そのまま他の釣具や洋服などを触ると白くなってしまいます。



使用後は一度手を拭くことが大切だね。
湿気
粉末状は湿気があると、ベタベタしてその後使用しにくくなります。
袋タイプは個包装にし直したり、ボトルタイプも最後の方は湿り気を感じやすいので大容量を購入した際は特に保存に注意して下さい。



サラサラしていた方が使いやすいよな。
まとめ
イソメの針付けを良くする滑り止め用の粉は、どれも同じかな?と思ったら少しずつ成分が違いましたね!
片栗粉や小麦粉で代用することもできますが、濡れているとドロドロになりやすいので滑りやすくなります。
上記で紹介した成分をさらに自分好みに配合する方もいるので、滑り止めといえども奥が深いですね!
イソメの針付けのスピードを上げたい方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
以上、【マニアック】イソメの滑り止めの粉【比較】でした!
次回もお楽しみに♪
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