どんな魚?ウミタナゴ編

ウミタナゴは堤防からよく釣れる魚の種類です。

マダイに似た姿から釣れた時は「もしかして小さな鯛が釣れた?!」と思う方も多いと思います!

可愛らしい見た目をしていますが、釣りではあまり人気がないという情報も…?

ウミタナゴは一体どのような魚なのでしょうか?

目次

どんな魚?ウミタナゴ編

ウミタナゴの生態

分類

スズキ目スズキ亜目ウミタナゴ科

生息地

ウミタナゴは北海道中部以南~全国に分布しています。

水深の浅い堤防や磯、藻場に群れで生息しており、テトラポットや岩礁、藻場などの身を隠しやすい場所を好みます。

大きさ

約15~最大30㎝まで成長します。

堤防から釣れるサイズは10㎝前後の小さなサイズが多いですが、最大ではなんと30㎝にも成長し、意外と大きくなる魚です!

ウミタナゴは卵を産まずにお腹の中で卵から稚魚を育てる卵胎生の魚です。お腹の中で4~5ヶ月ほどの時間をかけて稚魚を成長させ、一度に数十匹出産します。

生まれた時にはすでに約5㎝ほどに成長しており、すぐに群れに入って泳ぎます。

形態

楕円形で小さく尖ったおちょぼ口が特徴的です。

ウミタナゴの釣り方

ウミタナゴは周年釣りやすい魚です。低水温にも強く、特に冬は大きなサイズが釣りやすいです。

水深の2~3mほどの浅場にも生息するため、ファミリーフィッシングでも狙いやすい魚です。

仕掛け

1.サビキ釣り

エサにアミエビを使用します。アミエビはウミタナゴが捕食しやすい餌で群れで寄って来ます!(集魚剤を入れるとさらに効果アップ!)

簡単な釣り方なのでファミリーフィッシングにおすすめです。

サビキ釣りのタックル例
  • 竿:2m前後
  • リール:小・中型スピニングリール
  • 道糸:ナイロン2~3号
  • 仕掛け:口の小さな魚なので、豆アジ用がおすすめです!

豆アジ目玉サビキ

目玉が付いていることで、よりリアルなアミエビに見え、魚の食いが良くなります。

2.ウキ釣り

コマセ(集魚させるための餌)を撒き、ウミタナゴの群れを集めます。

さらに針に直接オキアミやアミエビ、イソメなどを付けて釣ります。

ウキ釣りのタックル例
  • 竿:磯竿や延べ竿(4~5m前後)
  • リール:中型スピニングリール
  • 道糸:ナイロン1号前後
  • 仕掛け用糸:フロロカーボン~0.8号を30㎝ほど使用します。
  • ウキ:棒ウキや玉ウキ
  • オモリ:中通しオモリ2号~ 板オモリやガン玉も可
  • 針:ウミタナゴ用の4号前後(口が小さいので細い針を使用します)

うきまろビックリ五目仕掛

セット仕掛けを使用してもOKです!一つ一つ仕掛けを組み合わせる必要がないため楽に準備できます。

人気がない魚?

ウミタナゴは動物食性の魚で多毛類や動物プランクトン、甲殻類を良く食します。

口が非常に小さいので、エサを食べる時に泥や砂も一緒に飲みエラから出すような方法を取ります。

湾の奥など水の循環が少ない場所では、身に臭みが残りやすく、食べても魚臭さを感じやすいことや小さなサイズが掛かりやすいので捌きにくいなどの理由からあまり人気がないエリアもあります。

美味しく食べる方法

ウミタナゴの旬の時期は秋~冬です。この時期は一層脂が増して美味しくなります。

ウミタナゴは先ほど解説した通り、釣れる場所によって臭みが出やすい魚です。

鱗や内臓を丁寧に取り除き、洗い流すことで臭みを軽減させることができます。

ウミタナゴの美味しい料理

身が柔らかい魚なのでお刺身は崩れやすいです。塩をまぶして、冷蔵庫で寝かせておくと身が引き締まり旨味が増します!

その他、なめろうや塩焼き、フライが食べやすいです。

まとめ

ウミタナゴは小さな魚のイメージがありますが、意外と大きくなる魚ですね!

口が小さな魚なので勢いよく竿をあげると針が外れてしまうことがあります!ゆっくり引き揚げるのがポイントです。

ファミリーフィッシングでも釣りやすい魚なので、ぜひ狙ってみてはいかがでしょうか♪


以上、「どんな魚?ウミタナゴ編」でした!

次回もお楽しみに♪

胴突海タナゴ

ウミタナゴ用の針です。口が小さく針が掛かりにくいので、専用の針で釣りやすさがアップします。

簡単ぶっ込みサビキカゴ

タナ取り不要でぶっこむだけでOKです。しっかりしたカゴの作りで長く使用できます。

アジはもちろん、ウミタナゴにも使用でき、他の魚種も狙いやすいです!

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