海の表層・中層・底層の違いは?どんな魚が泳ぐの?

海には大きく分けて表層・中層・底層の水深があります。

(より深い“深海”もありますが、ここでは釣りで狙いやすい水深の3つのみを紹介します!)

今回は水深による海の特徴と泳ぐ(釣れる魚)を紹介します。

目次

海の表層・中層・底層の違いは?どんな魚が泳ぐの?

漫画【魚が泳ぐ水深(棚)】

魚達はどの水深も自由自在に泳ぐ姿を想像できますが、実際は種類によって泳ぐ水深が異なります。

早く泳げずに海底でずっと暮らす魚もいれば、捕食の際には猛スピードで表層を泳ぐ魚もいます。

割と表層まで行っている魚が多いね。

エサがたくさんいるからな!

表層・中層・底層はどこから?

釣りにおいては何メートルから表層・中層・底層と厳密に定められていません。

釣り場によって、オモリを海底に定着させ、水深を測り、表層・中層・底層の目安を知ります。

海の表層と底では一体どんな違いがあるんだろう?

表層

それでは、【表層の海の特徴】を見ていきます!

酸素濃度が高い

風が吹き、波が立つことにより、酸素が良く混ざっていています。

他の水深よりも酸素濃度が高くなりやすいです。

水温が高い

太陽の光が直接当たるため、水温が上昇します。

海底に比べると表層は水温が高くなります。

プランクトンが多い

太陽の光を浴びる為に植物プランクトンが多くいます。

釣れる魚

アジサバイワシ
サヨリサンマカツオ
シイラブリハマチ

(※表層のみを回遊する魚もいれば、捕食の時に姿を現す魚もいます。)

表層を暮らす魚の特徴

動物プランクトンは表層~深海まで広く分布しますが、植物プランクトンは水深数mから150mほどの水域に生息します。

生まれたばかりの幼魚や口が小さな小魚はこれらプランクトンを食べて成長します。

植物プランクトンはイワシが良く食べるよ!

小魚は種が絶えないように非常に大きな群れで回遊します。

そして、小魚を捕食する大型の肉食魚も捕食しにきます。

ブリやカンパチが代表です!

表層を泳ぐ魚は捕食者に見つかりにくいように、背側は青や黒色、腹側は白色を持つ魚が多く見られます。

表層の魚の釣り方

表層の魚を狙う場合、仕掛けはウキなどを利用して針が沈みすぎないようにします。

エサは小さな魚が食べやすいようにオキアミやアミエビを使用することが多いです。

サビキセット 上カゴ

大型の魚を狙うには、小型の魚を疑似したルアーや生きた小魚を泳がせる釣り方を選択します。

海底から獲物を見つけて追いかけてくることもあるぞ!

ショアラインシャイナーZ

ゆっくり沈み、同じ水深を安定して泳がせることに特化している人気のルアーです。

中層

中層の海の特徴

海水はゆっくりかき混ぜられているので、表層から中層の海では大きく変化が起こるわけではありません。

水温は表層から低層に向かって緩やかに低下していきます。

釣れる魚

アジウミタナゴイサキ
コノシロカワハギメジナ

(※中層のみを回遊する魚もいれば、捕食の時に姿を現す底層の魚もいます。)

中層を暮らす魚の特徴

中層域にいる魚は表層の小魚よりもやや大きいサイズが多いです。群れの規模も成長と共に縮小していきます。

光が反射しないように地味な色をしている魚が多くいます。

中層の魚の釣り方

中層域の魚を狙う時は一番下にオモリをセットし、仕掛けを立たせて針が中層に来るようなものや、ウキを使用して仕掛けの水深を調整する釣り方もあります。

コンパクトロッド 簡単ウキ釣りセット

底層

底層の海の特徴

酸素濃度が低い

海の水温が上昇すると表層と低層で海水の密度に違いが生じ、海の水が循環しにくくなります。

海底の酸素濃度が低くなりやすいです。

水温が低い

表層に比べて、水深が低く安定しています。夏・冬は浅場では水温が上昇しやすいため、深い場所へ魚が移動します。

有機物が多い

低層域では底に蓄積した有機物があり、ゆっくり時間をかけて有機物が分解されています。(ここでも酸素が必要です。)

釣れる魚

カレイヒラメシロギス
ハゼタコマゴチ

底層を暮らす魚の特徴

海底では平べったい体つきで砂の中に潜れる、変色する、光が十分に当たらない暗い海の中でも良く見える大きな目を持つ魚がいます。

そしてエサは海底にいるイソメやゴカイなどの多毛類や甲殻類、貝類を食べる魚が多いです。

底層の魚の釣り方

底に針が来る仕掛けが多いです。針が底に引っ掛かりやすいので、陸地に仕掛けを寄せる時は特に注意します。

ライトショット 投げキスセット 立つ天秤

小魚を捕食する魚(ヒラメやマゴチ)もいるので、メタルジグなどの沈むルアーを使用して釣ることもできます。

ヒラメタルR 

まとめ

水深が浅い場所では海底まで太陽光が当たり、そこまで環境は変わらないところもありますが、水深が深い所では変化が見られます。

そして、表層と底層では魚の形も色も少し変わってきましたね。

同じ仕掛けで釣れることもありますが、水深(棚)にあった仕掛けを使用することで釣りやすさがアップします!


以上、「海の表層・中層・底層の違いは?どんな魚が泳ぐの?」でした!

次回もお楽しみに♪

 3段たも網

折りたたみ式でケースも付いているため、持ち運びに便利です。

Booms Fishing RC2 リールカバー

スピニングリールを傷や破損から守ります。#3000~5000まで対応サイズです。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次