金目鯛(生態編)

今回は金目鯛の生態をとことん解説したいと思います♪(今回釣り方はありません)

深海に住む深海魚!金目鯛の生態を覗いてみましょう!

目次

生態

分布:全国(日本だけではなく世界中の温暖な地域にいます)

食事:イワシなどの小魚、甲殻類、ゴカイ類

分類

キンメダイ目キンメダイ科キンメダイ属

キンメダイ属にはキンメダイ、ナンヨウキンメ、フウセンキンメの3種類がいて日本で生息しています。

特徴

金色の大きな目、体長は大きい個体で50㎝ほどに体重は4キロほどに成長します。

生息

若魚は水深100~250m、成魚は200~800mの岩礁域に生息しています。

金目鯛の色の秘密

金目鯛を含め多くの深海魚の色は鮮やかなピンク・赤色です。これは、実は目立たないから!?

実は、深海には面白い秘密がありました!

なぜ赤色が目立たないの?
太陽光は白色の光です。より深く分析すると7色の光が集まっています。海では水深によって光が吸収され、徐々に色が無くなっていきます。赤は海の中で一番最初に吸収されてしまう色で水深10mに達すると、すでに赤は見えなくなります。

金目鯛の目の秘密

金色の大きな目がある金目鯛、目の奥にはタペータムという反射層があります。深海は太陽の光がほどんど届かないため、エサを探すことが困難です。この目の層に深海のわずかな光を集めて網膜に光を再度通し、エサを探します。

成長スピード

1年で15~17㎝、 2年で19~22㎝、 3年で25~28㎝、 4年で 28~32㎝、 5年で35㎝、 10年で40㎝前後に成長します。

産卵

産卵期は6~9月です。卵一つ一つが分かれて海を漂う分離浮遊卵です。2日後に孵化します。

金目鯛の歴史

金目鯛がよく食べられるようになったのは第二次世界大戦後からと言われています。最初は「金魚のおばけ」と呼ばれていて、安価な値段で売られていました。ですが、脂が乗っていて大変美味しいことや華やかな見栄えがあることでお祝いの席にも取り入れられるようになりました。

釣りで釣るには?

金目鯛は深い海に生息しているため、船釣りがメインです。

浮袋がないため、水圧に強い魚です。地上まで釣りあげられた後に、再び海に返されても元気よく泳いで帰ります。深い海から表層まで元気のよい金目鯛は釣りでとても楽しめる魚です。


含まれる栄養価

リン・マグネシウム歯や骨の生成します。カルシウムと一緒に取ると良いです。歯や骨の生成を助けるビタミンDも金目鯛には含まれています。金目鯛のリン・マグネシウムの豊富さは魚の中でトップクラスです。

DHAコレステロール値を下げたり、血流を良くして血栓予防します。また、がん細胞の増殖や転移を抑制する働きもあります。

アスタキサンチン→金目鯛の体表に多く含まれている色素成分である「アスタキサンチン」は血流を良くします。眼精疲労や肩こり・頭痛に効果がある栄養素です♪

食べ方

金目鯛の煮つけ(金目鯛といえば煮つけ!豪華な見栄えに食が進む!)

金目鯛のしゃぶしゃぶ(野菜も食べれて旨味がでたスープで雑炊にしてもGood!)

金目鯛の刺身(脂がのっていてとろける美味しさ)

金目鯛の塩焼き(パリパリの皮にふっくらした身・・・)

魚屋さんや市場でよく目にする金目鯛!ぜひとも味わってみたい魚です!


今回は金目鯛の生態をとことん解説しました!

次回もお楽しみに!

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