初心者の方・ファミリーフィッシング、これから釣りを始めてみたい方に必見な釣り講座です!
1回目のアニサキス編ではアニサキスの生態の疑問に答えました。
しかし、まだまだアニサキスの謎はたくさん!
2回目は対処方法にも迫って行きます。
アニサキス一体何者⁉2
第1回目がまだの方は、ご覧ください♪
アニサキスの生態
アニサキスの卵は寄生している哺乳類の排泄物と共に海中へ放出されます。
海中で浮遊し魚に食べられるものもいれば、孵化してからオキアミなどの動物プランクトンに捕食され寄生するものもいます。
アニサキスの最終目標
最終的に寄生したいのが、クジラやイルカ等の海の哺乳類です。
第一回でも述べたように、魚の中ではアニサキスは成虫になれません(私たちがよく目にする物は幼虫です)成虫になるため、繁殖するために、何としても!たどり着きたいのです。
アニサキスはクジラにたどり着くと胃の中で成虫になり、メスは卵を産みます。
そして卵は排出され、新たなアニサキスが海中で孵化します…。
アニサキスが人に入った時の症状
アニサキスの幼虫は人の体では成虫へ成長できないため、1週間も生きることができません。そのため、通常は排泄されるか体内で死んでしまいます。
アニサキスは人間の体から必死に出ようとする為、胃や腸壁に侵入することもあり、その場合下腹部等も激しい痛みに襲われます。
食後数時間後はみぞおち辺り(胃)が痛くなる、張るなどの症状が現れ始め、吐き気・嘔吐・痙攣・蕁麻疹等の症状が現れます
また、中には胃や腸壁に侵入せずとも異物への反応としてアレルギー性の症状がでる場合もあります。
食べる際の対処法
取り除く
なるべく内臓を早く取り除きます。(主に内臓の表面に寄生していることが多い)
魚が死ぬと、内臓付近にいたアニサキスは筋肉へ移動します。背側の方が多少アニサキスがいるリスクが下がります。内臓を取ったら、保冷して持ち帰ります。
目視でチェック
魚を捌いた際に目で見てアニサキスがいないかチェックします。
身の中にいるものは、なかなか見つからないため、ライトに当てます。(紫外線ライトで当てると光ります)
加熱
60℃以上で1分程度加熱、70℃以上の熱でアニサキスは死にます。
冷凍
冷凍の場合は、-20℃前後で24時間冷凍することで死滅します。(家の冷蔵庫では長めの冷凍をおすすめします)冷凍時間が短いとアニサキスは死にません。
よく噛んで食べる
目視で確認していなくても身の中に隠れている場合があります。
魚のスジも白いため、なかなか動いていないと見落としてしまうことがあります。
噛むとアニサキスが死ぬため、いつもより意識して噛んで食べることをおすすめします。
(弱く噛むと死にません…)
それでも食べてしまったら
すぐに病院(胃腸科、消化器科)を受診しましょう。
内視鏡ですぐに除去できれば痛みはすぐ治まる場合もあります。
早急に改善する自己対処方法はほぼありません。放置すると合併症を併発することも。
痛みを我慢すれば、自然治癒も不可能ではないですが…。
まとめ
アニサキスは繁殖するために様々な術を身に着けていました。
釣りをしていると、出来るだけ出会いたくはない生き物ですが…食べる際はできるだけ気を付けて海の幸と味わいたいですね♪
以上「アニサキス一体何者⁉2」でした!
次回もお楽しみに♪
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