仕掛けを投げて大物も・・・?!
サバの釣り方や楽しみ方を説明していきます。
サバを釣ってみよう!
サバ釣りのPoint
- .強い引きがあり、釣りがい抜群!
- 初心者のステップアップにちょうど良い
- スーパーでもおなじみ、食べておいしい
- 1匹連れたら連続して釣れるかも
- 複数人で夜釣りが楽しい!
目次
- 季節/時間
- 服装
- 共通して必要なもの
- 生態と習性を知る
- 初級【投げサビキ】回遊魚の引きを楽しもう!
- 中級【砂浜釣り】竿が折れそう!と思っちゃう手ごたえ!
- サバの持ち帰り方
- 含まれる栄養価
- オススメの食べ方
季節/時間
春/夏/秋/冬/真冬
早朝/日中/夕方/日没後/夜間
一年中通して釣ることができます。水温が高くなる春から秋は活発に動きます。数で勝負したいのならば夏。秋は大物が釣れるチャンスです。また、冬は脂ののったサバを味わうことができます。
時間はサビキで釣るのなら、日の出、日の入りが狙い目です。
服装
運動できるような動きやすい格好であれば何でも構いません。釣り場には日影がないことが多いので、日差し対策をしっかり行いましょう。
ライフジャケットを着用しましょう。コンパクトなもので構いません。
腰に巻くだけのタイプもあります!
足は露出しない靴や靴下をお勧めします。
夏の海辺には、”ぶよ”という刺す虫がいる可能性も!刺されたら、蚊の何倍も強い痒みが長い時間続きます。素足にサンダルは絶対にお勧めしません。(日の出や日の入り前後に釣りをする場合は特に重要)
共通して必要なもの
絶対必要
・魚用クーラーボックス
サバは、鮮度を保つためにしっかり冷やす必要があります。氷で結構スペースをとるので、少しい大きめのものが良いでしょう。
・保冷剤もしくは氷
・ビニール袋(レジ袋でOK)数枚
ゴミや、使い終わった仕掛け入れなど、小さい袋が複数あると約に立ちます。
・汚れて良いタオル
魚を触った後の手拭きとして。魚つかみの代用にもなります。
・はさみ(普通のものでOK)
糸を切ったり、エサや仕掛けの袋にあけ口がないものもしばしば。魚釣りには必須です。
必須
・ひも付き水汲みバケツ
手洗いや帰り際の清掃用にはもちろん、サバを持ち帰るために、血抜きをする必要があります。そのために海水を組めるバケツは必須です。 防波堤から釣る際は水際まで降りられないこともしばしばあるので、ひも付きを用意しましょう。
・魚つかみトング
タオルでも代用できますが、次々に釣れた時には魚をしっかりつかめる専用トングがあるととても便利です。万一、トゲや毒がありそうな魚が釣れても安心!腰などにつけられる巻き取りワイヤーがあるとさらに楽です。
生態と習性を知る
生態と習性を知ると、魚釣りがより楽しくなります!魚の気持ちになって、サバ釣りを楽しみましょう笑
生態
分布:北海道の南部~全国
食事:プランクトン・小魚・タコ・イカ・ゴカイ類
習性
- 群れで行動
- 一日に10㎞ほど移動する回遊魚
- 春に北上・夏に南下
初級:【投げサビキ】広範囲でサバを狙おう!
初級のPoint
- 初心者でも簡単なサビキ釣り仕掛け+浮き
- 投げて釣るので大物も狙えるかも?!
- サバと一緒に様々なうれしい魚が釣れる
足元に落とすサビキ釣りに飽きたお子様にもステップアップの釣り方です。
ウキが付いている釣り竿・・・・ワクワクしますね!
場所
〇漁港や防波堤、テトラポット
初めての方は、できるだけ足場の良い場所や、トイレが近くにある場所を選びましょう。仕掛けを少し投げるので、足元にテトラポットがあっても釣ることができます。初心者の方は投げやすい場所を選びましょう。
△磯
まれに磯でサバが滞留していることがありまが、今回の釣り方はサビキなので仕掛けが引っかかりやすいため、オススメしません。
〇砂浜
投げサビキなので、砂浜でも釣ることができます。しかし、遠くに飛ばす必要があるので、中級編で解説します。
時間帯
早朝・夕方はサバがお腹を空かせている時間で、おすすめの時間帯です。
道具
・竿
スピニングリールがつけられる竿なら、なんでも釣ることができます。少し長めのほうが投げやすい。安すぎるものはすぐに折れたりとトラブルになりがち。6・7号がオススメ。
(低価格)これくらいの値段の者でも十分に楽しめます!ただし、何年にもわたって継続使用は難しい…
(中価格)お手頃で、超コンパクト!(短い状態で40cm) 持ち運びも楽なので、おすすめです。
(高価格)安心の日本メーカー。他の様々な釣り方でも使用可能。長く楽しみたい方はコレ。
・リール
スピニングリールであれば何でも構いません。オススメ小・中型スピニングリール2000番~3000番。
※リールには様々な形状があります。
釣り方によって使い分けますが、基本はスピニングリールがあればほとんどの海釣りをたのしむことができます。
(参考)太鼓リール 主に上級者向け黒鯛専用として発達
(低価格)えっ。という値段ですがサビキ釣りであればこれでも普通に楽しめます。しかも糸付。ただし、竿同様何年も使えない覚悟を。
(中価格)これも糸が最初から巻いてあるタイプ。お手頃なのに日本メーカー。
(高価格)これがあれば安心。他の釣りにも使えるのはもちろん、カッコイイ。ただし、糸は別売りなので注意が必要。
【必ず必要な仕掛け】
- サビキ仕掛け
小さい4号~大きい8号まで最低2~3サイズは用意したいです。釣り場にいるサバのサイズに合わせて使用しないと、釣れない原因になります。小さいサバしかいないのに、大きな針を使うとうまく口にかかりません。大きいサバが多いのに、小さな針を使うと吊り上げる前に外れて魚が海に落ちます。こればかりは、釣り場に行ってみないことにはわかりません。
- 10cm位のサバであれば4号
- 15cm位であれば6号
- それ以上なら8号
の3サイズを私は用意します。
ポイント2:針の色
サビキの針には飾りがついていて、サバが餌と間違えて食べるよう工夫がされています。(魚の皮や毛、布、ゴムなどメーカーにより様々なデザインがあり、これらを”スキン”といいます)※そのおかげで、針に餌をつける必要がありません。地域や、海水の色、時間帯によってサバが良く食いつく色や素材は様々。最低、色でピンク系と白系の2種類は揃えましょう。
組み合わせの例
- 針サイズ4号で、ピンク系と白系一つずつ。
- 針サイズ6号で、ピンク系と白系一つずつ。
- 合計、4個程度あれば安心です。
4号ピンク
6号ピンク
8号ピンク
4号白
6号白
8号白
- カゴ
今回は投げて使用するので、上カゴタイプがオススメ。
- 浮き
ウキに糸を通すタイプではなく、フックでつなぐだけのものが便利。
水面に浮かべて魚の当たりを知らせてくれます。潮の流れを見ることにも使えます。
今回は投げ釣りなので「遠投カゴウキ」というものを選べばまちがいなし!
遠投カゴウキ(8号)
カゴを上に付けるため、仕掛けが沈むようおもりが必要です。重さは、浮きのサイズ〇号の、1~2個小さい号を選びます。(本来は、浮きとオモリのサイズは統一しますが、投げサビキの場合は、カゴに入れるエサがおもりの役割を果たしますので、少し軽いオモリを選びます)
オモリ(7号)
サイズは、オモリの重さに合わせましょう。
※オモリと浮きのサイズが合ってないと・・・
オモリが重すぎ・・・せっかくの浮きが浮かばず沈んでしまいます。
オモリが軽すぎ・・・投げるときに絡まりやすくなります。
- エサ
オキアミ・アミエビ
常温タイプもあります。おすすめは、圧倒的に常温のチューブタイプ。かごの中にマヨネーズを絞るように入れるだけなので、道具もいらず手も汚れにくく、蓋もあるからとっても便利。置き方もそのままチューブのままおいて使えます。残ってもまた次回使うことも可能です。
また、冷凍されたオキアミを釣り具屋さんで買ってもいいでしょう。ただし、この場合は前日に買う必要が!直前に買うと、解凍に時間がかかります。私は、前日の夕方に買って、常温で放置すると、翌日ちょうど良い具合になります。
冷凍アミエビ 一応、インターネットでも購入できますが送料が…
エサの準備
かごの中にアミエビを8分目まで入れる!これだけ!冷凍オキアミの場合は、わりばしやプラスプーンなどで詰めれば楽だし、専用の道具を買う必要もありません。
- 浮き止め
浮きから仕掛けまでの距離を決めるためのもの。海の深さに応じて、浮きから浮きから仕掛けまでの長さを、調整しながら釣ります。浅いところに魚がいなければ、「浮き止めから仕掛けまでの距離が長くなるように浮き止めを動かす」などの調整が自由にできます。
糸を通して引っ張るだけのらくちん浮き止め
糸タイプより高いけど、使い勝手抜群ゴムタイプ
浮き止めのセット方法
ウキ止めとは、糸上を自由に移動するウキを釣りたい水深でストップさせるための道具。初心者の方にも扱いやすい、自分で結ぶ必要のないワンタッチタイプや、扱いの簡単なゴム製の浮きめもあります。
- シモリ玉
浮きが浮き止めを貫通しないようにするための物。糸の細さほどの穴が開いているビーズみたいなもので、ウキ止めでウキが止まるロックをかけてくれます。
【なくても問題ない仕掛け】
- クッション
浮きとサビキ仕掛けの中間に付けるもの。
浮きが破損するのを防いだり、サビキが岩などに引っかかって切れたときに、浮きまで無くなってしまうリスクを減らすことができます。(特になると高価な浮きを使う方も多いので、無くしたくないですよね…つまり初心者にはなくても大丈夫)紛失防止の役割は果たしませんが、シモリ玉でも代用ができます。
- サルカン
釣りの連結金具。糸のねじり・絡み防止にもなります。
スナップ付きサルカンは簡単に仕掛けが装着できます。しかし、これは最初からサビキ仕掛けについていますので、なくても大丈夫。
釣り竿のセット
- 釣り竿にリールを取り付ける
- 釣り竿を伸ばす
- 糸を竿の輪に下から順に通していく
- 浮き止めをセットできたら、シモリ玉、浮き、クッションの順に通す
- かごについているフックと糸を結ぶ
- カゴの下に、サビキ仕掛けをセットし、最後におもりを付ける。
- カゴにアミエビを詰める
これだけ!
いざ、釣りの世界へ!
釣り方
1.海に仕掛けを投げる
カゴの中にアミエビをセットします。指で糸を押さえ、リールの金属のわっか(ベール)を持ち上げます。周囲を見回し、人がいないか、引っかかるものがないか見回します。投げる方向も確認します。海にむかって竿を振り下ろす際に糸を押さえていた指を離すことで、仕掛けが飛んでいきます。(当たり前ですが、竿を離さないように注意しましょう)※おもりが重いほど、遠くに飛びます。ただ、あまり重すぎるとその分竿や糸の強度が必要になります。
2.投げたらどうする?!
仕掛けが海に落ちたら、仕掛けが沈んでいきます。浮きが一度沈んで再び浮いてピンと立ったら、準備ができたサインです。浮いてこない場合は、おもりが重すぎています。浮きが立たず倒れたままの場合は仕掛けが底についている状態なので、浮き止めの位置を調整する必要があります。投げた個所が浅いだけかもしれませんので、一度少しリールを巻いてみるのも良いかもしれません。
3.魚を誘う
最初に着水した衝撃で、かごに入っていたエサが針付近にばらまかれます。すぐにヒットする場合もありますが、なかなかヒットしない場合は、仕掛けを揺らすイメージをしながら、竿を前後にしゃくってみましょう。※もし3~4回しゃくっても釣れないなら、一度ハンドルを回して仕掛けを回収。1から繰り返します。(できるだけ、1回目と同じあたりに投げましょう。1回目のエサに寄ってきた魚がいる可能性があります。※慣れるまでは結構練習が必要、だんだん近い場所に着水できるようになります!だいたいでOK)
何度投げても釣れない場合
1投げるポイントを変更しよう!(少し歩いて別のポイントにしてもOK)
2浮き止めを上下に動かして、仕掛けの水深をいろいろ試してみよう!
4.アタリ!
ウキが勢いよくずぼっと沈んだり、ピクピクしている場合は魚がかかった合図かもしれません。そのままハンドルを回して、仕掛けを回収しましょう。サバの場合は泳いでいるためウキが横に倒れることが多いです。
おめでとう!サバヒットです!
仕掛けが絡まらないように気を付けて
投げサビキの仕掛けは長く、エサを入れると結構重たい。絡まらないように注意して扱いましょう。
サバの持ち帰り方
サバは鮮度が落ちやすい・・・
アニサキス(寄生虫)やサバのヒスタミン(アレルギー反応が出やすい)が原因でサバは鮮度が落ちやすく、食中毒になりやすい魚です。特にヒスタミンは熱で処理されない成分なので、なるべく鮮度を落とさない持ち帰り方を紹介します。
ポイントは2つ。
- 釣ったらすぐに、血を抜く。
- 血を抜いたら、芯まで冷やす。
ひとつづつ解説します。
1.血抜き
- バケツに海水を組みます。
- かわいそうですが、頭をぽきっとおります。
- 海水でフリフリ。血が出ていきます。
これだけ。
2.芯まで冷やす
- クーラーボックスに氷と海水を少々入れる
- 血を抜いたサバを入れる
- 蓋をしめて、フリフリ
そうすることで、すぐに芯まで冷えてれます。氷だけだと、芯まで冷えるには時間がかかってしまします。※長時間釣るのであれば、血抜きの後にエラや内臓まで取ることができれば完璧ですが、とりあえず、血抜きと冷却でも十分OK
一緒に釣れる魚
ラッキー
- アジ
- イワシ
- マダイ
- カワハギ
アンラッキー
- フグ 毒
- ゴンズイ 毒
- ボラ うまく調理すればおいしい
- (ベラ) 実はおいしいのでうれしい人も
含まれる栄養価
DHA:脳に良い、情報伝達能力アップ
ビタミンB:皮膚・髪・爪・肌のツヤを良くしてくれます。美容にも良いです。
カリウム:むくみ防止に
タウリン:老廃物の排出を助けてくれます。
健康・美容にも良いサバの栄養素、積極的に取り入れたいですね!
食べ方
- サバの酢〆(生より安心)
- サバの塩焼き
- サバの味噌煮
- サバとトマトのパスタ
以上、サバの釣り方 、初級【投げサビキ】でした。
- 中級【砂浜釣り】竿が折れそう!と思っちゃう手ごたえ!
もお楽しみに!
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