海の生き物の話:ゴカイ

サカナシティのブログをご覧いただきありがとうございます。

釣りの魚だけではなく、エサや海の生き物の生態なども紹介していきたいと思います!

今回の主役は・・・・

釣り餌でもお馴染みの【ゴカイ】
ゴカイ・ゴカイの仲間たちを深堀します!
虫エサが苦手な方にも見やすいイラストでご紹介させていただきます。

目次

  • ゴカイ(類)とは?
  • 生態
  • 生息
  • 仲間たち
  • 釣り餌ゴカイ情報
  • ゴカイが好きな魚
目次

ゴカイ(類)とは?

釣り餌にするゴカイ(類)は多毛類ー環形動物に分類されています。

環形動物とは体が同じ構造が連なっている(体節)で構成されている柔らかい生き物です。この体節の数は100以上あります。

生態

  • 左右対称?!
  • 体の作りはシンプル
  • 再生能力
  • 寿命

特徴

ゴカイ類は体が左右対称に細長く、成長すると7㎝程。体の色は緑色や赤茶色です。

体の作り

消化器官は1本で口から肛門まで一直線です。一番前にある頭の部分には口(吻)が付いています。口には2つのカマがあり、エサを付けているとゴカイに噛まれた経験がある方もいると思います。

(私も虫エサを初めて触ったときに噛まれる・・・と思い、ビクビクしながらエサを付けていました(笑)※実際は歯の見た目ほど、痛くないです)

頭の部分は4つの目・感触手などの器官が備わっています。たくさんの足が付いていますが、体をくねらせながら進みます。

再生能力

ゴカイは切断された体を再生できます。天敵によって食べられてしまった体は2~3日かけて元通りにすることができる生物です。この再生能力が医学会で注目されていて、人間の皮膚の移植などに適応できるかもしれない・・・と。ゴカイの血液にはヘモグロビンがとても多く含まれているため、(ヘモグロビンは酸素を運んでくれる!)人間の輸血にも用いられるかも?!という研究が進んでいます。

もしかしたら、ゴカイに助けてもらう日がやってくるかもしれません・・・・。

寿命

寿命は一年です。ゴカイは子孫を残すために、多数の数が泳いで精子と卵子を放出し(生殖群泳)、生殖が終わると死んでしまいます。

ゴカイが食べているもの

微生物(プランクトン)・藻類・小さな甲殻類

砂地に住むゴカイは、砂ごと飲み込んで、微生物を捕食しています。

ゴカイの仲間であるオニイソメは3mもあり世界最大です、小魚も食べてしまいます。

仲間たち

陸上

  • ミミズ
  • ヒル

水中

  • イソメ類
  • ウロコムシ
  • シリス
  • 海ケムシ
  • ユムシ

などなど。世界でゴカイの仲間は1万種以上いると言われています。陸上のミミズやヒルは以前は別の分類でしたが、今は同じ仲間とされています。

釣り餌で使用するユムシは体がツルツルしていて、体節がないのでは?と思いますが、進化の過程で体節が無くなったと考えられているようです。

釣りエサ・ゴカイ情報

ゴカイ類の釣り餌には大きく2種類

①イソメ

その他の呼び方:青虫 青イソメ 朝鮮ゴカイ

生息:朝鮮・中国

店:輸入+養殖

目安の値段:10g100円前後

特徴:肉厚で長い

現在日本での釣り餌でスタンダード

②ゴカイ

その他の呼び方:石ゴカイ

生息:日本

店:海で自分で採ることもできる。取り扱っているお店は少なめ。養殖。

目安の値段:少し①より高めの10g150円前後

特徴:①より細くて短い

しかしながら、魚は普段から食べなれているため、釣果は抜群!

だとか・・・・(筆者は釣果の違いを感じたことがない・・・が、自分が魚だったらたまには違う味も食べたい)

釣り具店で購入方法

ほとんどの釣り具店では、店員さんにほしい量を伝えて購入します。

※活き餌を取り扱っているか、事前にインターネットなどで確認しておきましょう。

  • 客:イソメください。
  • 店員:どれくらいいります?
  • 客:500円分くらいで
  • 店員:はいよ~

お店によって異なりますが、だいたい100円=10g。1人2時間くらい行くなら300円分。1人で半日いくなら500円分くらい。ファミリー2~3人で3時間くらい行くなら500円もあれば十分です。(竿を2~3本持っていく場合には、すこし多めに買いましょう)

虫エサが苦手な方には疑似餌(ワーム)もあります。

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