今日はマニアックで興味深い釣り講座です!
未知なる生物も多い深海の魚を釣る【深海釣り】を紹介したいと思います。
海の深さは一番深い所で、約11.000m(約富士山3つ分)!
陸から水深が深い魚は釣ることはできませんが、船なら可能です!
一体どれくらいの深さの魚を釣ることができるのか!釣る方法や魚の種類など!早速行ってみましょう♪
深海釣り どんな釣り?
深海とは?
深海とは、一般的におおよそ水深200mを超える海域帯を指します。(植物プランクトンが太陽光によって光合成できる限界でもある、水深200mが境目)
水泳で数メートル潜るだけでも耳が痛くなりますが、水深1000mあたりはどんな世界なのでしょうか。
地上の気圧は1,013hPaですが、水深1000mでは約102,313hPa(地上の101倍)!
恐ろしい圧力がかかっています。
水温は2~4度、太陽光も水深200mで海面の0.1%と僅かです。
水深1000mとなると、真っ暗の世界です。
深海釣りってどんな釣り?
名前の通り、水深の深い場所にいる魚を狙う釣り方です。
漁船によって仕掛けをどこまで沈めるか異なりますが、400m~600m、中には1000m以上の深海まで仕掛けを沈めることもあります。
地上で想定してみると、なんと!スカイツリー(634m)を超す水深まで届きます!
釣れる魚
アコウ鯛(水深500~700m)
アラ(70~360m)
金目鯛(200~400m)
クロムツ(100~300m)
アカムツ(100~300m)
などの高級魚を釣ることができます。
※都道府県によって、小さなサイズは海へ返すなどの規定があります。深海では大型の魚も多く生息しているため、大物ゲットの期待できます。
釣り方
仕掛けを水深が深い場所まで沈めるため、釣り具も通常使用するものに比べ大きいです。※釣る魚・水深により釣り具が多少異なります。
オモリは2キロ以上のものを使用し、深い所を狙うときは更に重くします。
リールは中型~大型の電動リールにPEラインを1000m以上巻き、数が釣れるように5本ほど針を付けます。
エサはイカ類・サバ・アナゴ・サケ等。長さ約10㎝のエサを使用します。
(深海バケ=疑似餌さも一緒に付けて、更に魚への効果を出す場合もあります。カラーや発光などの種類も選ぶことができます)
船長の合図で仕掛けを順番に投入し、着底させます。
着底まで15分以上、引き揚げるのに倍の時間を要し1回の投入に1時間ほどかかるため、一日に何度も何度も仕掛けを投げ入れることはできません。
また、仕掛け投入のタイミングを失うと次の投入まで待つこともあります。
置き竿のため、自ら誘うことはしませんが、時々底を取り直し、アタリが来たら糸をゆっくり出すか、ゆっくり巻き上げて他の針に魚が掛かるのを待ち、引き揚げます。
すると驚くほどの大型の魚が釣れることがあります。
深海魚を引き揚げる際に急激に巻いてしまうと、水圧の変化に魚が耐えられず、目玉や内臓が飛び出てしまうことがあります。
ゆっくりジワジワ引き上げると、魚に過度の負担を掛けずに釣りあげることができます。
まとめ
宇宙まで行くよりも大変な深海の世界!
ぜひ、その過酷な海の中で生存している魚を人生で一度は釣ってみてはいかがでしょうか。
以上「深海釣り どんな釣り?」でした!
次回もお楽しみに♪
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