初心者の方・ファミリーフィッシング、これから釣りを始めてみたい方に必見な釣り講座の始まりです!
今回は・・・
【釣り糸】糸の種類を知ろう!です。
全くの釣り初心者だった頃の私は、勝手に糸と針があれば、魚釣りができるものだと想像していました。
しかし、釣りを始める為に様々な書籍やインターネットを覗いてみると、「ミチイト」「ハリス」など、意味不明な単語がずらり。
そこで、今度は【釣り 糸】と検索して調べてみようとすると、「ナイロンが・・・」「PEラインが・・・」「フロロカーボンが・・・」と迷宮入り。
ココを整理できるようになるまで、ハリスとナイロンってどう違うの?という質問も日常茶飯事でした。
釣りの仕掛けでなくてはならない「糸」について、分かりやすく解説していきます!!
釣りに行ったことのない頃の勝手なイメージ
竿とリール、そして糸と針があれば釣りはできると思っていました。(どうぶつの森で釣りをしていて勝手に想像していました 笑)
書籍などでよく見かける図
実際よく見かける仕掛け図では、上の絵のように途中で異なる<役割>の糸を結びんだり、糸の〈素材〉が指定されていたりします。
そうなんです!
糸は、<役割>の呼び名と<素材>での呼び名があったのです!
この、2つの視点で解説していきます。
糸の役割と呼び名
・道糸
・ハリス
糸の位置によって、こんなに求められる役割が変わります。
そのため、”同じ糸なのに”呼び名が変わってしまいます。
道糸とは?
道糸はリールに巻いてある糸のことで、仕掛けを遠くに飛ばす役割があります。
リールから糸を出すとき(投げる際)、リール部分での糸同士の摩擦力や糸が遠くに飛ぶときの空気抵抗によって、飛距離が大きく変わります。また、大物が釣れた時は、糸を縦に引っ張る力が働くので、縦の引きに強い糸が重要です。
一方で、針に直接結ぶことはありませんので、魚が糸に噛みつく心配は少なくなります。
そこで、道糸は摩擦力や空気抵抗が少なく、縦の引きに強い糸が求められます。
ハリスとは?
ハリスとは、道糸との連結部から釣り針までに用いられる釣り糸のことを指します。(仕掛け糸とも呼ばれています・・・こっちの方が分かりやすいですよね)
魚が針に掛かりやすくなる役割や、掛かった後にバレにくくする役割があります。
弾力のある糸を使うことで、クッションの役割を果たし針が魚の口から外れにくくなります(魚の口の、引きちぎれ防止)。また、魚の歯に当たりやすかったり、地面の石になどに当たりやすい部分でもありますので、擦れなどの横の力に強い性質が求められます。また、一般的に、魚から糸を見えにくくするために、ハリスは道糸より細い糸を使うことが多くなります。
糸の素材
・ナイロンライン
・フロロカーボン
・PEライン
(ワイヤー)
先ほどは、糸の役割によって様々な強度や特性が求められることが分かりました。
今度は、その役割に合った、糸の素材を紹介します。
昔は、ナイロンしかありませんでしたが現在では開発が進み、様々な合成繊維の糸が役割に応じて使われているんです!
【ナイロンライン】
ナイロンラインはナイロン樹脂(ポリアミド)で出来た釣り糸です。
どんな面を持ち合わせた釣り糸なのか、見てみましょう♪
ナイロンラインのメリット
品質
・柔らかく弾力のある素材
・糸にクセが付きにくい
・よく伸びる
・張りがある
・横の擦れなどに強い
使用感
・遠くに投げやすい
・絡まるトラブルが少ない
・糸が透明に近く魚の食いつきが良い
・扱いやすく初心者にもオススメ
金額面
・他の釣り糸に比べて非常に安価
ナイロンラインのデメリット
品質
・水を吸収しやすい→劣化しやすい
・紫外線に弱い→劣化しやすい
使用感
・感度が鈍い
ナイロンラインは、柔らかく伸びる性質があるためウキ釣りやちょい投げ釣りなど様々な釣り方の道糸で用いられることが多いです。
強度は多少劣りますが、安価で糸のトラブルが少ないことから、初心者の方におすすめです!
【フロロカーボン】
フロロカーボンはポリフッ化ビニリデンというフッ素系の樹脂で出来ています。
フロロカーボンのメリット
品質
・水に沈みやすい
・硬い
・吸水性がない→劣化しにくい
・紫外線に強い→劣化しにくい
・摩擦に強い
使用感
・感度が良い
・風や波の影響を受けにくい
・海底を狙いやすい
フロロカーボンのデメリット
品質
・素材が硬い為、リールの収まりが悪く、トラブルが起きやすい
使用感
・クセが付きやすい
・慣れていないと扱いづらい
金額面
・ナイロンラインよりも高価
フロロカーボンは素材が強く、水に沈みやすいことから海底にいる魚を狙うときによく使用します。
【PEライン】
PEラインはポリエステルで出来ています。
PEラインのメリット
品質
・縦に引っ張る際の強度が強い
・吸水性がない→劣化しにくい
・紫外線に強い→劣化しにくい
・しなやか
・伸びない→高感度
使用感
・クセが付きにくい
・空気抵抗が少なく、飛距離が出る
PEラインのデメリット
品質
・固いものに擦れると切れやすい
・浮きやすい
・傷に弱い→傷がある箇所は切れやすくなる
使用感
・風に煽られやすい
・結びづらい
金額面
・他の2種に比べて高額
PEラインは船釣り・エギング・ルアーで使用することが多いです。
単独で使用すると、糸を切られてしまう可能性があるため、ハリスから他の糸を使用して摩擦などの衝撃に備えます。
その他
ワイヤー
道糸として使われることはありませんが、近年の釣りではハリスとして使用するような釣り方もあります。
例えばタチウオなど、歯が頑丈で糸を簡単に切ってしまうような魚を釣る際にハリスとして使用します。また、カゴ仕掛けを貫通させる部分は特に強度が必要なのでワイヤーを使う製品が多くあります。
しかしいずれも、セット仕掛けとして組み込んであり、自分でワイヤーを買ってきて、仕掛けを作るようなことはほとんどありません。
まとめ
ざっくりとまとめるとこのようになります!
結局のところ・・・
上級者を除き
道糸・・・・太めのナイロン
ハリス・・・細めのナイロン
もしくは、
少し良い糸を使いたいと思ったら
道糸・・・・PEライン
ハリス・・・ナイロン
くらいの組み合わせで、十分なのです!
以上、釣り講座「釣り糸大研究!」釣り糸の種類を知ろうでした!
次回もお楽しみに!
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