初心者の方・ファミリーフィッシング、これから釣りを始めてみたい方に必見な釣り講座です!
シロギスは夏の堤防から釣れる人気の魚です。
釣れる時期は初夏~秋まで。夏は数が釣れる時期ですが、最近仕掛けへの反応が悪いと感じることはありませんか?
夏のキス釣りは”海水温”がキーポイントです。
はたして釣果アップの扉は開くのか…⁈早速行ってみましょう!
夏のキス釣りは水温が鍵
海の中は見えないので、私たちはどんな季節でも優雅に泳いでいる魚の姿を想像してしまいますが、どうやら私たち人間と同じように暑い…と感じているようです。
水温と釣果がどのように関係しているのか見ていきます。
キスの適水温と夏の海水温
魚には動きやすい水温があります。(適水温)
水温が低すぎたり、高すぎたりすると魚たちは活発に泳ぐことができず、積極的に捕食を行いません。
適水温は魚の種類によって異なり、冷たい海が得意な魚もいれば苦手な魚もいます。
夏場のシロギスの適水温は20~25℃前後です。
それでは海の水温は一体どれくらいなのでしょうか。2022年8月の平均海面水温を見てみます。
8月の平均海面水温
北海道 | 20℃前後 |
東北地方 | 21-27℃前後 |
日本海側 | 25-30℃前後 |
太平洋側 | 27-30℃前後 |
25℃以上の場所が多く、8月後半から9月にかけてさらに水温は上昇していきます。
釣りがしやすい浅場では特に水温が高くなり、下の絵のような海の中の状態になります。
キスはエサが多く集まる”浅場”よりも、過ごしやすい水温の”深場”へ移動しています。
そのため、近距離に仕掛けを投入しても魚がおらず、なかなか釣果が上がりづらい現況です。
水深がなるべく深い釣り場の選択、次に紹介する仕掛けを工夫することで釣果アップを図ります。
仕掛けはちょい投げ?それとも遠投?
ちょい投げ
水深が深いエリアで釣る場合は、近距離に仕掛けを投げる”ちょいなげ”でキス釣りを十分楽しむことができます。
竿:本来なら短めの竿(2mほど)で十分ですが、少し遠くへ飛ばしたいので3m前後を選択します。
糸:ナイロンライン(2号前後)がトラブルが少なく、扱いやすいです。
リール:2000〜3000番のスピニングリール。
オモリ:水深が浅い所は3号~、深い所で~8号を選択します。お子さんが竿を扱う場合は、軽めが良いです。
仕掛け:10cmほどのサイズが多く釣れる場所は4号、20㎝前後なら6~7号を選択します。
ちょい投げおすすめ釣具
ハヤブサ ライトショット ぶっ飛び半遊動天秤 ビームキャスト
ちょい投げ仕掛けで釣果アップを図るなら、オモリの選択が重要です。
形状によって風の抵抗を受けにくく、飛距離が伸びます。
こちらは縦長の形状で着水時の衝撃も少なく、仕掛けが速く沈みます。
根掛かりやライントラブルも起こりにくいため、快適に釣りを楽しめそうです。
興味のある方は、こちら↓からどうぞ♪
遠投仕掛け
足元付近や近距離でなかなか釣れない場合は、遠投釣りをおすすめします。
水深が深いエリアまで仕掛けを投げることができ、釣れる確率が上がります。
竿:4m前後の投げ竿を使用します。
リール:中・大型のスピニングリールは投げ専用のものは飛距離が伸びやすいです。
糸:PE0.6~1号前後+糸切れ防止の力糸(ナイロン5号前後)
オモリ:海草天秤またはジェット天秤20~30号
仕掛け:投げ釣り用
遠投釣りはサーフでも楽しむことができます。
海底が坂のようになっている場所はエサが溜まりやすく、キスの群れでいるポイントです。
海面の色が変わる場所を狙います。
誘って釣ってみる!
キスは置き竿(竿を置いたまま待つ)で釣ることが可能ですが、全く反応がなければ、誘って釣ってみましょう!
キスは海底付近を泳ぐ魚なので、仕掛けを引きずります!
動作:竿を上げるor横に引く
すると砂煙が立ち、キス達はエサがある!と遠くからも泳いできます。
注意点は障害物が多いエリアでは根掛かりしてしまうので、海底がフラットな場所で行うと良いです〇
まとめ
シロギスは海の濁りに弱い魚なので、大雨や台風の後は釣り場選びに要注意です!
夏は海の酸素不足(赤潮や青潮)が発生しやすい時期でもあります。
高水温の夏は、釣り場の選択や投げる仕掛けの距離によって、釣果が大きく変わりそうですね。
以上、「夏のキス釣りは海水温が鍵」でした!
次回もお楽しみに♪
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