意外と簡単、天然のうなぎを釣ってみよう!
うなぎの釣り方や楽しみ方を紹介していきます。
うなぎを釣ってみよう!
うなぎ釣りのPoint
- 河口や河川で釣りに挑戦!
- 目が大きくてかわいい
- 意外と簡単に釣れる
- 栄養満点の天然うなぎは身が筋肉質!
目次
- 季節/時間
- 生態と習性を知る
- 初級【ぶっこみ釣り】
- 含まれる栄養価
- オススメの食べ方
季節/時間
春/夏/秋/冬
冬はあまりエサを食べない為、うなぎの活性も低く、釣ることが難しくなります。4月~10月がおすすめです。
朝/日中/夕/日没後/夜間
夜行性の為、薄暗い時(日没前後)~がよく釣れる時間帯です。
生態と習性を知る
習性を知ると、魚釣りがより楽しくなります!魚の気持ちになって、うなぎ釣りを楽しみましょう★
生態
分布:全国(太平洋側に生息していることが多いです)
食事:甲殻類、昆虫、小魚、貝、ミミズなど。
分類
ウナギ科ウナギ属
世界の熱帯・温帯域に生息し、19種類(その内の4種が食用です)が確認されています。日本では二ホンウナギ・オオウナギが川に生息しています。
二ホンウナギの特徴
体長約1メートル、細長い体をしています。
色は生息地によって異なりますが、背側が黒または灰褐色、腹側が白または黄色の個体もいます。繁殖期には婚姻色を生じ、背側が黒、腹側が銀白色に色が変わります。また、胸ビレも大きくなります。
生息地
河口・河川・湖・内湾などに生息しています。日中は砂泥底や狭い場所に身を隠し、夜行性のため夜に活動します。
呼吸法
うなぎはエラ呼吸だけではなく、皮膚でも呼吸することができます。陸地に上がっても体表が濡れていれば陸地でも生きることができます。
うなぎの一生
うなぎは他の魚と異なり、海で産卵し川で育ちます→降河回遊魚(こうかかいゆうぎょ)と呼びます。
西マリアナ海溝付近で孵化し、最初は自力で泳ぐとこができないため浮遊しながら日本の川を目指します。
日本の河口までたどり着くと稚魚(シラスウナギ)、体長約6㎝、重さ0.2gほど)に成長しています。
自力で泳ぐこともできますが、まだ力が弱いため潮の流れ、川の流れに乗りながら川をのぼっていきます。
体の色も少しずつ黒っぽく変化していき、生息地が定まると黄色になります。
数年間川や湖で生息した後、繁殖期なると体の色が銀白色へ変化します
そしてまた生まれた海を目指し泳いで行きます。
(ウナギの種類によって大規模な移動をせずに産卵する種もいます)
絶滅危惧種
うなぎは絶滅危惧種に指定されています。地域によっては産卵のために海へ向かううなぎを釣る事を禁止している時期もあります(10月~3月)
初めての地域で釣るときは事前にググるなど確認していくことをおすすめします。
初級【ぶっこみ釣り】
初級のPoint
- 鈴が鳴るのを待とう!
- 釣る場所は川や淡水と海水が混ざる河口がおすすめ
- 釣る場所に応じてエサを変えよう!
- 水が濁っている場所・悪天候でも釣れる!
場所
〇河口、河川
海に近い汽水域の河口はエサが多いスポットでよく釣れます。また、泥底で濁りがあり障害物が多い場所はうなぎが隠れやすいので適しています。
※※うなぎ釣りは各都道府県によって禁漁期間が定められています。釣りに行く前に確認してから出掛けましょう♪
時間帯
日中は砂の中や障害物付近に隠れています。夜行性なので薄暗い時間からが活性が上がるため、おすすめです。
天気
うなぎは釣りの天気は悪天候(雨・雨の後)も狙い目です。
雨が降った後は、水の量が増え、水に濁りがあります。うなぎの警戒心が下がり釣りやすくなります。また、日中も釣ることができます。
道具
・竿
3m前後の竿。振り出し式やちょい投げ用の竿などなんでもOKです。
・リール
小・中型スピニングリール
・道糸
ナイロン3~5号
・中通しオモリ
10~15号
・ゴム管
・サルカン
・ハリス
3号前後を20~30㎝使用
・うなぎ用針
12~15号
エサ
うなぎ釣りにはミミズがおすすめです。太目のミミズを使うとうなぎによりアピールできます。
入手できない場合は、サバやサンマの切り身でも釣ることができますが、他の魚が釣れることも。うなぎだけを狙う場合はミミズの方が確立アップです!
海に繋がっている河口で釣る場合は海水に浸かるとすぐに弱ってしまうため、海水が濃い場所ではイソメを使うことをおすすめします。
釣り方
1.仕掛けを河口・河川へ
仕掛けを投げます。
2.投げたらそのまま
投げたら、誘うことはせず竿を置いて待ちます。竿を置くスタンドがあると便利です。
川の場合欄干がある場合があるのでそこに立てかけてもいいでしょう。
立てかける直前の位置で、リールを3回ほど巻き、なるべく糸がピーンとはった状態にします。(これ重要!)もしピーンと張れない時はオモリを重いものに交換してください。
ウナギ釣りは、基本的に待つ釣り。手にもって釣ることはしません。糸が張ってないと、釣れたタイミングが分かりません。
3.釣れない
うなぎ釣りは時間が掛かる場合もあります。竿を複数用意してみると良いです。
エサが付いているか時々確認します。また、場所も移動します。
4鈴が鳴る
うなぎが掛かると鈴が鳴ります!(風が強い日に釣ると鈴が鳴るので勘違いしてしまうので注意してください)何も付けていない場合は、穂先の揺れをよく目視しておきます。
反応があればうなぎが餌をつついている合図です!焦って竿を勢いよくあげると、針が取れてしまうのでしっかり掛かるまで待ちます。ウナギ釣りに合わせはいりません。エサを飲み込んだら、一気に暴れるので針もしっかりかかるし、鈴が驚くほどなります。
鈴が大きくなったら竿をあげてリールを巻くと・・・
5.天然うなぎが釣れた!
やったー!天然のうなぎ初めて見た!とても力が強い!!
ウナギはエサをはりごと飲み込みます。また細長く空気抵抗も少ないので、網ですくう必要はありません。少々水面から、釣り場までの高低差があってもそのまま引き上げてOKです。
また、ウナギは生命力が強く水から上げても簡単には死にません。真夏でなければクーラーボックスに入れず、ビニール袋に入れておくだけでも長く生きています。
含まれる栄養価
ビタミン群
【ビタミンA】目の健康保持に欠かせない栄養素です。なんと!うなぎには卵の約6倍ビタミンAがあります。
【ビタミンB1・B2】疲労回復・爪、肌、髪の毛などを美しく保つ美容にも嬉しい栄養素です。不足すると記憶力低下や立ち眩みなどの症状が出ることがあります。
【ビタミンD】カルシウムの吸収を助けます。特にうなぎの肝に多く含まれているので「肝吸い」などにして食べると良いです♪
【ビタミンE】抗酸化作用があり、細胞の老化防止、更にはホルモンバランスを整える役割もあります。うなぎには豊富なビタミン群が栄養素に含まれており、かば焼きなど一人前食べるとほとんどのビタミンの一日の摂取量をまかなうことができます。
食べ方
- うな重(うなぎといえばうな重!天然のウナギは身が引き締まっている・・・)
- うなぎの出汁巻き卵(色どりも鮮やかでなんて美しい!)
- うなぎのひつまぶし(味変が楽しい)
- うなぎのちらし寿司(うなぎで豪華なお祝い飯を食べよう♪)
以上、うなぎの釣り方、初級【ぶっこみ釣り】でした。
次回もお楽しみに!
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