冬も釣りを楽しみたい!
冬釣り特集!2をお送りします。
第一回の冬釣り特集!では、冬に釣れる魚の種類に着目し、魚たちの気持ちに寄り添った釣り方を紹介しました。
今回は魚たちの生活環境である「海」や「海の水温」・「魚の活動しやすい水温」に着目しました!
海の季節(水温)
海の中の季節(水温)は、人間の季節(気温)と比較して約1カ月~2カ月ほど遅れて到来します。
海水温が最も低くなるのは2月~3月頃です。地上では少しづつ温かくなり始める季節ですが、海の中はまだまだ冬の状態で海水温が低いです。
なぜ、遅れて季節が到来するのか
海は大気に比べて、温度が変わるために必要とするエネルギー(熱容量)が大きい性質があります。そのため、地上がちょっと暖かくなったくらいでは簡単に海水温は上昇しません(逆も同じ)。このように、海水温は熱しにくく冷めにくい性質を持っており、地上と季節が大体1~2カ月遅れになるというワケです。
寒い冬が長くなるほど、冷たい水の層は分厚くなります。海はとても深いので、これだけの海水を1℃温める為には、相当の太陽光が必要となるのです。
冬も釣れるポイント 黒潮
黒潮とは、赤道付近から日本に向かって流れてくる暖かい海流。海は絶え間なく海流をつくり海水を循環しています。この黒潮の影響を強く受ける地域では、水温が高くなる傾向にあります。
この黒潮は、九州だけでなく太平洋側であればほとんどのエリアが影響を受けます!
いつもは、地元だけで魚釣りを楽しんでいる方も、旅行に魚釣り道具を忍ばせて、暖かい地域で魚釣りを楽しんでみるのも良いかもしれません。たくさんの魚が黒潮に乗って北上してきますので、普段は楽しめない魚が狙えるチャンスもあります。
ちなみに、黒潮は蛇行しながら流れ、年や月によって、日本に近づいたり離れたりしながら、北東に向かって流れていきます。
今現在の黒潮の位置は、なんと海上保安庁のHP(海洋速報)で見ることができます!興味がある方はぜひのぞいてみてください!
魚が活動しやすい水温
魚によって冬の冷たい海水が得意な種類もいます♪魚が活動しやすい水温が分かれば、より戦略的に魚釣りを楽しめそうです。
上の表は主な魚の適水温や生存下限水温です。魚によって大きく差がありますね!
(特に魚が盛んに泳ぎ回る温度帯は「●」で表記しています)
特に魚釣りで人気な魚、キスやクロダイ、メバルは幅広い温度で釣れ年中釣れることが人気の要因かもしれません。一方、アジや、ブリ(カンパチ、ハマチ)などは比較的暖かくなることで釣れやすくなることも分かります。
魚の気持ちになって、水温に合ったターゲットを決めると、きっと釣果も伸びるはずです!
以上、冬釣り特集!パート2でした。
次回もお楽しみに♪
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