番外編の始まりです!
海へ行くとぷかぷか浮いているクラゲを見かけることがあると思います。
特にお盆を過ぎたらクラゲが増えると言われていますが、それは一体どんな理由があるのでしょうか?
今回は、海の生物「クラゲ」の謎に迫りたいと思います。
お盆を過ぎたらクラゲが増えるのはなぜ?
そもそもクラゲってどんな生き物?
クラゲは約5億年前から存在したと言われています。
クラゲはプニプニしていてとても可愛らしく、とても美しい姿をして癒される生き物です。
思わず触りたくなってしまいますが…クラゲには毒があり、海水浴で刺された経験がある方もいると思います。
クラゲは刺胞動物に分類され、触手に「刺胞」という袋を持ちます。袋の中に毒針・毒液を持ち、刺されると痛みを生じます。
刺胞動物は約13.000種以上おり、ほぼ全てが水中に生息しています。(イソギンチャクなどがその仲間です)
脳・心臓・血管がない!?
クラゲには脳・心臓・血管がありません。考えて行動しているのではなく、全身に神経が張り巡らされ、刺激による反射で動いています。
「Jerry Fish」と呼ばれるクラゲ
クラゲはゼラチン質の透明な体です。クラゲの体は95%が水でできています。
遊泳能力
傘のような体の部分を動かして泳いでいるように見えますが、ほとんどのクラゲは遊泳能力は乏しく、海を漂っています。自ら動かずにただ、身を任せている状態です。
遊泳能力のない「プランクトン」として分類もされます。
今回の「お盆を過ぎたらクラゲが増えるのはなぜ?」の謎を解説したいと思います!
クラゲが増える?解説
お盆を過ぎると海水温が20~30℃に上昇します。(海の水温は陸上よりも1~2カ月程度遅れて上昇します)
クラゲはその時期に大量発生するのではなく、クラゲの適水温になったこの時期に小さなクラゲがぐんぐん成長します!
そのため、人間の目に留まるようになり、クラゲが増えたなと感じます。
このお盆過ぎのクラゲの増殖ですが、梅雨が短い年は早い時期にクラゲが成長します。
その年の気候や潮流によってクラゲが増える時期が異なるため、海でのレジャーではいつでもクラゲに注意が必要です。
クラゲの毒
クラゲの毒は触手に並んでおり、外部からの刺激を受けると毒針が刺されて毒が注入されます。
クラゲの毒はタンパク毒です。
クラゲが死んでいても毒が残る種類もあります。
症状
痛み・腫れ・蕁麻疹・嘔吐・呼吸困難・くしゃみ・など。
数回刺されるとアナフィラキシーショックを起こすことがあります。(刺されて15分後くらいになる場合もあります)
クラゲの毒に刺された場合
クラゲの毒は数分で広がるため、刺された時は早めに治療します。
刺された箇所に触腕が残っている場合があります。ピンセット等で抜き、患部を刺激しないように優しく洗い流します。
タンパク毒なので、熱や冷やすことにより痛みが軽減することもありますが、あくまでも応急措置のため病院を受診することをおすすめします。
まとめ
お盆時期を過ぎたらクラゲが一気に爆増すると思ってしまいますが、成長する時期とちょうど重なっていたんですね!
思わず、触りたい!網で捕まえてみたいと思ってしまいますが…これからもそっと眺めて終えようと思います。
以上、「お盆を過ぎたらクラゲが増えるのはなぜ?」でした!
次回もお楽しみ♪
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