初心者が感じる”疑問”について、解説していきたいと思います!
今回は、
春濁りって何?
暖かい春になって、海を見てみると「なんだか緑色に見える…。」という経験はないでしょうか?
緑だと、海が濁っているから釣れそう!と思う方も多いと思います。
今回は、春濁りの時は釣れるのか?春濁りの現象について解説したいと思います♪
海が緑色の日は釣れる?釣れない?
答えは…残念ながら釣れにくいです。
海が緑色だと、エサが多そうだから魚も元気で釣れそう!濁っているから魚たちの警戒心が薄れているのでは?と思いますが、ある現象が起きていて、魚たちの活性が悪いです。
一体、この時期海の中では何が起きているのでしょうか。
春濁り
春になると(地域差がありますが、3月~4月中)、水中が緑色に濁り始めます。


冬になると水温が低下する時期が続き、下層・上層の水温の差が次第に少なくなり全体的に冷えた海になります。
通常暖かい水は上層へ、冷たい水は下層に沈みますが、季節風が吹いた表層の冷えた水が下層へ混ざりやすくなります。

海面付近の水は、太陽光で増加した植物プランクトンを含みます。
寒い時期は植物プランクトンをエサとする動物プランクトンが少ない為、植物プランクトンは食べられず沈殿します、下層の水はそうした有機物を多く含み、次第に養分を含んだ水に変化していきます。
養分を含んだ下層の水は上層へ押し上げられ、気温が高くなり始めた時期に、海面に太陽光が当たります。すると植物プランクトンが一気に分裂をし、増加します。

近年、この時期飛散する黄砂も実は海の栄養になっています。
また、冬の海藻類が枯れ始め、海に溶けだすことも濁りの原因の一つです。
なぜ緑に見えるの?
プランクトンは赤と青の光を吸収する性質があります。つまり、緑の光は跳ね返すため、
プランクトンが増えるほど、海が緑色に見えます。
春濁り中の魚
植物プランクトンが、大量に増えると水中の酸素量が減るため、魚たちは活発に動かなくなります。
また、海の底へ沈んだ有機物を分解するためにも酸素が必要です。
この海の濁りですが、プランクトンが増えすぎると、赤潮の原因にもなります。
実は海にとって大切な時期
植物プランクトンが増えると、それを食べる動物プランクトンが増え、魚や貝類も増加します。
植物プランクトンの増加は、春だけではなく秋も起こります。

春濁りが終わる時期
春濁りは長引く時もあれば、黒潮が入ると非常に短い期間で終了するときがあります。
まとめ
春濁りが解消されたら、ついに魚釣りのシーズンが到来です!
今年も釣りを満喫したいですね♪
以上、釣り疑問「春濁りって何?」でした。
次回も、お楽しみに♪
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