初心者が感じる”疑問”について、解説していきたいと思います!
タコはルアー(エギ)で釣る方法があります。
タコエギはタコが捕食する小魚やエビの形に似せたルアーです。
形も泳ぎ方もそっくりなら、わざわざエサを付けなくても釣れるのではないか?と思います。
もちろん釣ることもできますが、生エサを付けることでタコが捕食する確率が格段に上がります!
なぜ釣果が上がるのか解説します♪
タコ釣り餌はなぜ付ける?
なぜエサを付けるの?




どうやらタコの吸盤には感覚神経があり、触った物が危険かどうかを見極めているようです…。
吸盤の秘密について、もっと探ってみましょう!
タコのするどい3つの感覚細胞

タコの吸盤には、いくつかの役割を持つ感覚細胞がついています。
化学受容器
タコの吸盤の縁には【化学受容体】と呼ばれる感覚細胞がたくさん付いています。
この受容体は触った物が水に溶けない化学物質(特に弱酸性のもの)に反応をよく示します。
タコは触れる物が自分にとって有害であると分かると避け、触腕を離します。
味受容器
吸盤には【味覚受容体】と味を感じ取る役割もあります。
1個の吸盤に約1万個の味覚受容体を持ち、触腕1本に吸盤は約200個以上…タコ1匹で味覚受容体を約1万6.000個を持ちます。
人間は舌の上(約5.000個)や喉(約2.500個)の味覚を感じ取る器官(味蕾)がありますが、タコは人間の倍以上…。感覚が鋭いのが分かります。
触れたものが美味しいエサかどうかも判断しているようです。
嗅受容器(きゅうじゅようき)
3つ目の受容器は【嗅覚】です。
タコ釣りの際エギにスプレーをかけることがあります。水中に匂い成分が漂い、遠くからでもタコは吸盤から匂いを感知します。
タコ釣りの秘訣は吸盤をダマす!?

タコは優れた感覚神経と学習能力を持った生物のため、生のエサを使用した方が釣れるということになります。
タコ釣りでは、「これは危険なものではなくエサだよ」とリアルに示す事が釣果アップへ繋がる秘訣のようです。
生のエサを付ける他に、エギにスプレーをかけ、匂いでタコを惑わす作戦もあります。
※注意点
釣り場・船によって、エサやスプレーの使用不可な場所があります。
事前に確認してから釣りを行うと良いです♪
エサ
エサの種類

それでは、どんなエサを付けると釣果アップに繋がるのでしょうか?
豚バラ肉・豚の背脂
タコは、脂が大好きです。
ネットでも冷凍の背脂を入手することができます。
鳥皮・豚の皮
タコが反応しやすい色は白!
エギに巻きやすく、スーパーでも購入しやすい便利なエサです。
アジ・サバ・イワシ・キビナゴ・さんま
タコは水中で光り輝く青物にもよく反応します。エギにプラスするだけで視覚へのアピール効果が高いです。
カニ
冬の低水温の時にカニを使用すると、食いつきが良くなります。
エサの固定方法
ワイヤー・糸(PEライン等)・輪ゴムで固定します。取れなければOKです。

エサ付けの注意点
手に匂いが付きやすく、細菌も発生しやすい
豚の脂などを触るため、手がドロドロになりやすいです。また、生の豚肉や鶏肉なのでサルモネラ菌などが繁殖しやすく、そのまま軽食などを食べると危険なので、手袋等が必須になります。
試してみたいこんなエサ!
生のエサだけではなく、釣具メーカーが出している面白いエサもたくさんあります。
ぐるぐるさんま (パープル )
光沢感のある紫色のさんまは一段と目を引きます。
イワシやキビナゴなどの魚を餌にすると身がボロボロになり、長い時間保つことができないのも悩みの一つですが、こちらのエサは長時間保ちやすいです。
ダイワ 快適 タコの抱き枕
タコが好きな甲殻類パウダーとアミノ酸を配合しています。
ゴムのように伸びる素材でできていて装着も簡単です。(ワイヤーなど使用しなくでもエギのヘッドとフック部分にくぐらせればOK)
カラー展開も豊富なため、海の状況に合わせて使用できそうです。
まとめ
高度な知能を持つタコの釣果アップを図るには、本物のエサでより警戒心を解く必要があることが分かりました!
タコは陸からも釣ることができ、初夏からシーズンが到来します!
様々なエサの種類を海の状況や季節に応じて選択してみるのも楽しいですね。
以上、「タコ釣り餌はなぜ付ける?」でした!
次回もお楽しみに♪
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