大型の魚を釣るならやはり船釣りに挑戦したくなりますが、船酔いへの心配によって躊躇することも。
一度船に乗ってしまうと、簡単に降りることも難しくなります。
しかし、せっかくの船釣りを満喫したいですよね!なぜ船酔いになるのかを正しく知ることで、対策を取ることが出来たり、もし船酔いになってしまっても緩和させることがしやすくなります!
船酔い対策のヒントは”頭脳”に。今回は、そんな船釣り対策を紹介します。
船釣りを満喫したい! 船酔い対策
船酔いとは
普段私たちが生活している時、脳は体に備わっている感覚器官を駆使してバランスを保とうと調整しています。
一般的によく言われる、平衡感覚の多くをつかさどる内耳はもちろん、五感を駆使して生命が安全に生活できるように、体は常に自律神経によって自動調整を行う機能を持っています。
さて、船に乗るとどんな状況が起きるのか。
- 内耳→体が揺れつづけることで三半規管が平衡感覚を取りづらくなります。
- 視覚→視界も定まりづらい
- 聴覚→耳からも普段と異なる音が聞こえます(海の音や船のエンジンの音)
- 嗅覚→普段と異なる匂い(エンジンの匂い、魚の匂い、エサの臭い)
- 触覚→風も吹き続けたり太陽も直接照ります
脳には大量の情報が身体の至る所から送られて「情報過多」な状態になります。
このような情報過多な状態によ頭脳のキャパシティを超えて、対応できなくなった時に発生するからだの不調が船酔いです。
船酔いの原因
前兆反応
脳が情報過多状態になると、「あくびが頻繁に出始める」「唾がでる」などの症状が出始めます。
船酔い初期
脳のキャパシティを超え、正しい判断を取る事が出来なくなると、自律神経に誤った信号を送るようになると「気分が悪く」なりはじます。
他にも「めまい」や「顔色の血色が悪い状態」が出始めます。この状態の時はすでに体は強いSOSを出しています。
船酔い中期~
誤った信号によりネガティブスパイラルに。
状況が改善されないと、「吐き気」や「頭痛」「冷や汗」が発生します。そして、更に改善されないと「嘔吐」を引き起こします。
船酔い対策
脳を思いやる(9のポイント)
先ずは脳が情報過多にならない、もしくは情報をより処理できる状態にしておきましょう♪
①体調
船に乗る日の体調は万全でしょうか。
寝不足・空腹・疲労蓄積・何らかの理由により呼吸が浅いなど、脳の機能低下により、酔いやすい状況となります
②臭い
船のガソリンや釣りエサの臭いが混ざって、気持ち悪さを引き起こすことも…。
③音や振動
エンジンの近くにいると、エンジンの音や振動が要因の一つになります。
④服装
暑すぎたり寒すぎる服装も、感覚器官に影響します。
⑤胃の内容物
柑橘系や炭酸など胃酸を刺激する物を事前に摂取すると、船酔いのリスクが高まります。
⑥目線
足場が不安定だったり、魚を見つける為に近場ばかり見たり
更に、エサや仕掛けの調整をする際に、手元を見てしまいますが、適宜地平線や遠くを見るようにしましょう。
⑦食事
一度船酔いを経験すると、再び酔う恐怖からあまり食事を取らない方も多いと思います。
空腹の方が船酔いを起こす確率が高いため、軽食や胃に負担を掛けない消化しやすいものを食べてから船に乗ると良いですね。
⑧乗船後の位置
船の前方は揺れが激しいので中央または後方よりに乗り、進行方向を向いて頭をなるべく動かさないと良いです。
初めて船に乗った時は、新鮮なため周りの景色を見渡したくなります!携帯電話で写真も撮ってしまおう~♪と思いますが、頭部の揺れと脳の興奮状態は酔う元です…。
⑨サングラス
サングラスは水面のキラキラした反射を抑えることができます。
目からの情報を少し減らすと、船酔いのリスクも減らすことができます♪
薬の有効活用
酔い止め
船に乗る前の約30分~1時間前を目安に飲みます。
脳の興奮状態を抑える作用があるため眠くなることがあります。
他の薬と併用して服用する場合は注意してください。
それでも酔ってしまったら…
- 脳に入る情報を出来るだけ減らす
- 眠る
- 嘔吐を我慢しない
- 楽な姿勢になる
- 洋服の締め付けを緩める
- 風に当たる(寒いときはNG)
船酔いは陸へ着いても、まだ船の上にいるような気がする現象の陸酔いまで伴うこともあります。
せっかく船になったからには何が何でも釣ってやる!と思わずに、なるべく体を休めた方が良いですね。
まとめ
一度体験すると、二度と経験したくない船酔い…。
長時間の船酔いは、嘔吐の回数も増えるので水分補給も適度におすすめします!
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