夏~秋は海の水温が高く、台風が多い季節ですね!
台風通過後の釣りは、いつ頃がベストタイミングなのでしょうか?
海の中の状況と併せて解説していきます!
台風通過後の釣り 何日後がベスト?
台風発生時の海の様子
台風は海面水温が26℃以上で発生しやすくなります。
夏~秋は、魚達が動きやすい水温(適水温)を上回ることが多く、活性が低く仕掛けへの反応が乏しい状態でした。
台風通過中は、魚達は安全な海の深い場所へ移動していることが多いです。
台風通過後に海の中はどのように変化するのでしょうか?
台風通過後の海
台風が通過すると、それまで高い状態にあった海水温が一時的に下がります!
※台風の規模が大きければ大きいほど、移動速度が遅いほど海水温が下がります。広範囲の海の水温が下がるのではなく、台風経路の右側が下がりやすいです。
- 海面の暖かい水が蒸発して冷める
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海面から熱が奪われ、水温が下がります。
- 海底の冷たい水と海面の暖かい水がよく混ざる
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台風が発生すると強い風が吹きます。反時計回りに風が流れ、海水が移動します。
すると移動した水を補うかのように、海の底の冷たい水を海面に引っ張り上げる力が働き、水温が下がります。
- 水質
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海の水が良くかき混ぜられるため、台風直後の水質は濁っています。
海底の泥に沈殿していた栄養土も海面近くに浮上するため、台風通過後はプランクトンが多く発生し、魚達のエサも増えます。
- 酸素量
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強い風が吹くことにより、海中の酸素量が増えます。
台風による強い風が吹き、水温が下がると、魚達は動きやすくなり活性が上がります。
そして、プランクトンの量や河川から餌も流れてくるので捕食が活発になります。
水温はいつ下がる?
- 水温が下がり始めるのはいつ?
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通過後すぐに下がります。
- 何度くらい下がる?
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約3~5℃ほどです。28℃で台風発生した場合、24℃付近まで下がります。
通過直後の釣りはNG?
台風通過後すぐに水温が下がるため、釣りをするなら直後が良いかな?と思いますが、海の中はまだ荒れていて危険なことがあります。
通過直後は高波やうねりが発生
海の水がかき混ぜられているので、海底まで濁りが発生している。
ゴミが多く、仕掛けが絡まりやすい
風が強く、仕掛けが飛ばない
ベストタイミングは…
台風通過後の釣りは海の状態だけを見ると2~3日後がベストです!濁りが解消されています。
台風は雨が多く降るので、淡水に強い魚が濁りにも強く特に釣りやすくなります。
- シーバス(スズキ)
- チヌ(クロダイ)
- ボラ
ですが、タコやイカのような真水を苦手とする魚は河川と多く接する湾などでは釣りづらいです。釣り場や対象魚によって多少後にずらした方が良い場合があります。
台風の海の中・魚の様子はこちらから♪
まとめ
台風が通過した後は魚達の活性を上げる条件が整うようです!
河口付近では、特に河川から流れてくる小魚を狙う魚が釣れます!が、増水していることも多いので安全に注意して釣りを楽しみたいですね♪
以上、「台風の後の釣り 何日後がベスト?」でした!
次回もお楽しみに♪
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