海の中で暮らす魚はどのように音を感じているのでしょうか?
魚の聴力
魚は人間のような音の聞こえ方ではなく【振動や水圧の変化】を感じているようです!
魚の種類によって
- 聴力に長けているもの(鯉)
- 感知する周波数が狭く、あまり聞こえてないのでは?と推測される魚(ヒラメ)
- 浮袋の振動・骨やヒレの摩擦音を利用したコミュニケーションを取る魚(グチやホウボウ)
など様々な聞こえ方や、感知能力があるようです。
音を感知する器官
それでは、魚の音を感知する仕組みの解説です!
魚は音(水圧)を感知すると、浮袋が震え、骨などを伝って”内耳”へ信号を送ります。
内耳は脳の両側についており、外部からは見えません。
信号を受け取ると脳の神経細胞へ。そして、魚は音を感知します。
内耳の他にも、音を感じる器官があります。
側線
魚の体表にはエラから尾にかけて線があります。この側線は、音(水圧)や水の流れを感じ取ることができます。
側線上にも鱗があり、”孔”(穴に似たようなもの)があり、感覚神経と繋がっています。この孔の数が多い、密集していると感知能力が高い傾向があるようです。
また、浮袋を持たない【アイナメ】は側線が5本ほどあります。
魚によって退化した器官を持つ種は、役割を補うことができるように、他の器官が発達していることがあります。
音を鳴らして魚を誘う効果は?
魚を釣るときに【胴突き仕掛け】のオモリで海底を”コツコツ”突く事や、ルアー【ポッパー】を使用した際は”ポコポコ”と魚が泳ぐ音を再現し、魚へのアピールすることがあります。
効果はあるのか疑問を持つことがあると思います。
水中の音の伝達は、私たちが生活する空気中よりも減衰が少ないため、実は遠くまで伝達されています。
そのため、釣りや漁での魚への音のアピールは、遠くにいる魚も呼び寄せることができ、効果が期待できます。
まとめ
魚の聴力はまだまだ解明されていないことが多く、謎が多いです!
静かそうに思える海の中は、魚同士のコミュニケーションや捕食音、船が通る音など様々な”音(振動)”であふれかえっています♪
以上、サカナシティ漫画26話「魚の聴力」でした!
次回もお楽しみに♪
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