季節によって成長する魚のサイズも異なり、産卵期を迎えた大型の魚が接岸します。
夏は、どのような大型の魚が陸から釣れるのでしょうか。
夏に釣れる大型の魚
大型の定義
魚の種類によって大型(良型)のサイズが異なります。
今回の記事では、6~8月に40㎝以上のサイズ、もしくは産卵期の成熟した今期しか釣れないサイズとします。
シイラ

温暖な水温を好み、太平洋側で釣れることが多いです。
1年で40㎝ほどに成長し、最大で2m前後まで成長します。
水温25度前後に活性が高く、天気の良い風の少ない、穏やかな日に釣れることが多いです。
船釣りのイメージが強いですが、この時期は外洋に面した堤防や磯で釣ることができます。
釣り方
ルアー:水面でのアピール力の高い”ポッパー”、反応が乏しい場合は”シンキングペンシル”を選択します。
派手な色を使用すると、食いつきが良いです。
釣りのポイント
ヒット率が低い魚なので、キャストを繰り返し、釣れる確率を上げることが大切です!
マゴチ

夏の高水温に強く【照りゴチ】とも呼ばれます。40~50㎝のサイズが多く釣れます。
地域差がありますが、最も釣りやすい時期は6~7月中旬です。
7月下旬~8月上旬は、産卵期真っ只中の地域が多く、一時的に捕食をしなくなるため、釣りづらくなります。
釣り方
ルアー:泳ぎが苦手な魚なので、海底付近で動かします。ズルズルと海底を引く、またはタダマキで釣れます。
エサ釣り:マゴチは死んだ魚もエサにするため、サバの切身やキビナゴ等で釣る事も可能です。
釣りのポイント
視覚に頼った捕食をするため、海の底が濁ると釣りづらくなります。
大雨の後や、高水温によって濁りが強い日は、
・水深が深いエリアやを探る
・アピール力の高いルアーを使用します。
ソウダガツオ

体長40㎝ほどのサイズが釣れることが多いです。表層~中層を群れで回遊します。
外洋に面した場所が釣りやすく、捕食対象の”小魚”の回遊があれば、内湾にも入ってきます。
釣り方
ルアー:メタルジグを使用したライトショアジギングや弓角
エサ釣り:投げサビキ・遠投カゴ釣りを用いることが多いです。
釣りのポイント
活性が高い【早朝】や【日中】がおすすめの時間帯です。
ルアーで釣る際は、泳ぐのが速い魚なので、スピードを合わせて釣ります。
なるべく遠くへ仕掛けを投げると、釣果アップに繋がります!
シマアジ

平均して30~50㎝のサイズが多く釣れ、大型のサイズは1mを超えます。
船で釣ることが多いですが、6~8月の高水温の時期に捕食が活発になり、外洋に面した【堤防や磯】で釣ることができます。
捕食対象の”小魚の回遊”に伴い、【内湾】にも入ってくることがあります。
釣り方
エサ釣り:カゴ釣り・ウキフカセ釣りを用いることが多いです。
釣りのポイント
表層から低層まで幅広い水深を探ります。
引きが強い魚ですが、口が切れやすいので注意して釣りあげます。
ハタ

夏はハタ科の魚が産卵期を迎える種類が多く(キジハタ・オオモンハタなど)、40~50㎝のサイズを釣ることができます。
砂地を好み、障害物付近に棲み付きます。外洋に面した【浅場の岩礁域・堤防】から釣ることができます。
釣り方
ルアー:ジグヘッドを用いた釣りでは、針の部分には定番のワームを付けることが多いですが、イカの切身などのエサを付けると食いつき上がります。
釣りのポイント
単独で行動し、縄張り意識を持つ種類が多いです。行動範囲は狭いので、どんどん場所を変えながら釣ります!
カンパチ

水温が上昇した夏~秋にかけて、捕食対象の”小魚”を追って浅場に接岸してきます。
外洋に面した磯や堤防から釣ることができ、海底の起伏が激しい場所を好みます。
釣り方
メタルジグを使用した【ショアジギング】で釣ります。
釣りのポイント
表層を泳ぐイメージがありますが、海底付近に潜むことも多い魚です。
根掛かりのリスクもありますが、反応が乏しい時は、底付近でルアーのアクションを付けると良いです。
ダツ

40㎝ほどのサイズが多く釣れ、最大で1mほどに成長します。
浅い水深の場所にも小魚を追い求め、海の表層を群れで回遊してきます。
釣り方
ルアー:ポッパーなど表層を泳ぐもの。
エサ釣り:カゴ釣りを用いることが多いです。
釣りのポイント
光に集まる習性があるため、夜釣りではライトに照らされている場所に集まりやすいです。(※飛び掛かかり、刺さることがあるので注意が必要です。)
まとめ
高水温に強い魚が釣りやすく、船で釣れる魚も接岸してきます!
今年の夏は、大型の魚と熱いファイトを交わすのはいかがでしょうか。
以上、「夏に釣れる大型の魚」でした!
次回もお楽しみに♪
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